02営業日目 リカとグレ、開眼するの巻
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+-ぶしんえいぎょうほうこく-+
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2営業日目 リカとグレ、開眼するの巻
あたしはフリステール☆。もちろん悪。
ひ弱なダメ男二人を連れ、レイストリンチックな男に早く会うために、
今日も今日とて廃墟にゴー。
イブなのによ?
アタシってかわいそー(笑)。
ならなぜイブなのに急いでいるかって?
・・・アレイドが手にはいるってわかったからよ。
アレイドってのはね、目と目で通じ合う高度な技(笑)。
信頼できる仲間同士で、一緒に敵に攻撃したり、時間差して的を惑わせたり、後衛が前衛援護したり・・・。
まさに、今までのゲームでできなかった「パーティーアタック」ができるようになるのね。
それってとても楽しみじゃない?
昔のウィザードリィとかで、前衛が死ぬほどがんばっているのに、弾切れになった後衛が何もしないで傍観、なんてことなかった?
「ちょっと、見てないで何か手伝ってよ~!」って前衛の気分をくみ取ったシステムなのね。<援護射撃>
あと、前衛があるのに、平気で後衛に攻撃してくる奴とかがいて、腹立ったことない?
「ちょっと、私が麻痺したら誰が魔法唱えるのよ!」って後衛の気分をくみ取ったシステム・・・かな(苦笑)。<フロントガード>
なーんてことをいろいろ考え巡らせながら歩いていたあたしの前で、グレッグが立ち止まった。
グレッグ:「この先で、拙者が倒れたところがある・・・」
ただでさえシケたツラして陰気くさいグレッグが、弱気なことを言い出すものだから、ついつい「しかりつけて」しまった。
だって、自分は平気でオークの首をはねているのに、その自分の命が失うのがコワイだと?
じゃあ、オークに与えているものは何なのだ? 同じ「死」だろうが。
「死」が怖いことが悪いのじゃない。
あたしだって死の恐怖は持っているよ。
自分の「死」は怖くて、人に与えている「死」に対して無感動なのが怖いのだ。
自分だけが特別で、他人を思うことに麻痺しているのが怖いのだ。
いくらゲームでも、宣伝で「想像力が死んじゃうから」なーんて言ってるんだから、そんな麻痺した青年を出すのはアタシ的に許せない(笑)。
(もちろん、後で考えたのだが、あくまでニンジャが首を切っているという表現はないし、戦闘で倒されたオークが日誌を書いていたりするのだから、決して戦闘で点滅して消えていった奴がイコール「死」とは限らないのだが)
くどくどと説明するアタシに、
リカルド:「フリステール☆、それはグレッグがかわいそうだ」
と人間不信が助け船を出した。
グレッグ:「いや、フリステール☆は拙者のことを思って叱ったのだから・・・」
まったくだ。
グレはアタシの表情を読みとったみたいだけど、リカはアタシの表面しかとらえていないんだから。<人のせいにする
そうよ、私は、グレッグがキライで、グレッグを傷つけるためにこんなことを言ったんじゃない。
これからも、一緒に組んでいく仲間として認めてるからじゃないの。
キライなら、アタシ、こんなこと言ったりしない。
イヤな奴なら、離れればいいだけじゃない。
何か言ったりするのも面倒だから、フツーは何も言わないで離れるわよ。
それをしないってことは、裏を返せば、一緒にいたいってことでしょう。
仲間だって認めていることでしょう?
あー、もう、どうしてオンナの口からそこまで言わせるかねー。鈍感。
まあ、リカもなんとなくわかったようだったから、とりあえず安心。
・・・決して、アレイドをやってみたいからではないので、念のため(笑)。
早くこいつらの依頼を終わらせて、自分の友達と組んで戦いたい・・・と思っていたんだけど、上記の一件のおかげで、何となくうまく回るようになった。
それに、あいつら、メキメキと上達してるしね、剣の腕。
あたしもやっと「クレタ」とかの攻撃魔法を覚えることができたら、それほど辛くはなくなったかな。
あしたは、グレが自分の倒れたところに案内してくれるという。
グレが育つか、曲がっちゃうかの大事なところだネ。
教訓:悪には悪の流儀アリ。
(2001/12/24)
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2営業日目 リカとグレ、開眼するの巻
あたしはフリステール☆。もちろん悪。
ひ弱なダメ男二人を連れ、レイストリンチックな男に早く会うために、
今日も今日とて廃墟にゴー。
イブなのによ?
アタシってかわいそー(笑)。
ならなぜイブなのに急いでいるかって?
・・・アレイドが手にはいるってわかったからよ。
アレイドってのはね、目と目で通じ合う高度な技(笑)。
信頼できる仲間同士で、一緒に敵に攻撃したり、時間差して的を惑わせたり、後衛が前衛援護したり・・・。
まさに、今までのゲームでできなかった「パーティーアタック」ができるようになるのね。
それってとても楽しみじゃない?
昔のウィザードリィとかで、前衛が死ぬほどがんばっているのに、弾切れになった後衛が何もしないで傍観、なんてことなかった?
「ちょっと、見てないで何か手伝ってよ~!」って前衛の気分をくみ取ったシステムなのね。<援護射撃>
あと、前衛があるのに、平気で後衛に攻撃してくる奴とかがいて、腹立ったことない?
「ちょっと、私が麻痺したら誰が魔法唱えるのよ!」って後衛の気分をくみ取ったシステム・・・かな(苦笑)。<フロントガード>
なーんてことをいろいろ考え巡らせながら歩いていたあたしの前で、グレッグが立ち止まった。
グレッグ:「この先で、拙者が倒れたところがある・・・」
ただでさえシケたツラして陰気くさいグレッグが、弱気なことを言い出すものだから、ついつい「しかりつけて」しまった。
だって、自分は平気でオークの首をはねているのに、その自分の命が失うのがコワイだと?
じゃあ、オークに与えているものは何なのだ? 同じ「死」だろうが。
「死」が怖いことが悪いのじゃない。
あたしだって死の恐怖は持っているよ。
自分の「死」は怖くて、人に与えている「死」に対して無感動なのが怖いのだ。
自分だけが特別で、他人を思うことに麻痺しているのが怖いのだ。
いくらゲームでも、宣伝で「想像力が死んじゃうから」なーんて言ってるんだから、そんな麻痺した青年を出すのはアタシ的に許せない(笑)。
(もちろん、後で考えたのだが、あくまでニンジャが首を切っているという表現はないし、戦闘で倒されたオークが日誌を書いていたりするのだから、決して戦闘で点滅して消えていった奴がイコール「死」とは限らないのだが)
くどくどと説明するアタシに、
リカルド:「フリステール☆、それはグレッグがかわいそうだ」
と人間不信が助け船を出した。
グレッグ:「いや、フリステール☆は拙者のことを思って叱ったのだから・・・」
まったくだ。
グレはアタシの表情を読みとったみたいだけど、リカはアタシの表面しかとらえていないんだから。<人のせいにする
そうよ、私は、グレッグがキライで、グレッグを傷つけるためにこんなことを言ったんじゃない。
これからも、一緒に組んでいく仲間として認めてるからじゃないの。
キライなら、アタシ、こんなこと言ったりしない。
イヤな奴なら、離れればいいだけじゃない。
何か言ったりするのも面倒だから、フツーは何も言わないで離れるわよ。
それをしないってことは、裏を返せば、一緒にいたいってことでしょう。
仲間だって認めていることでしょう?
あー、もう、どうしてオンナの口からそこまで言わせるかねー。鈍感。
まあ、リカもなんとなくわかったようだったから、とりあえず安心。
・・・決して、アレイドをやってみたいからではないので、念のため(笑)。
早くこいつらの依頼を終わらせて、自分の友達と組んで戦いたい・・・と思っていたんだけど、上記の一件のおかげで、何となくうまく回るようになった。
それに、あいつら、メキメキと上達してるしね、剣の腕。
あたしもやっと「クレタ」とかの攻撃魔法を覚えることができたら、それほど辛くはなくなったかな。
あしたは、グレが自分の倒れたところに案内してくれるという。
グレが育つか、曲がっちゃうかの大事なところだネ。
教訓:悪には悪の流儀アリ。
(2001/12/24)
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