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TRPGとメタルフィギュア好き。 多肉の写真もあげています。 現在オンセはD&Dしています。
今宵もあなたと、「愛のアドベンチャー・ゲームブック」を。


うまいこと船に乗り、休息をとるリシア。
TRPGですもの、黙って夜が明けたりしません。
夜はヒミツの時間です♡


はじめから読みたい方はこちら



船のドラの音が遠ぐで鳴りひびき、あなたはゆっくりと疲れきったまどろみから呼びも
どされた。
最初に見つけたのは、マックスだった。
手すりから身を乗りだしている。彼は船の反対側の海面をじっと見つめていた。

「マックス!何も変わったことはない?」

マックスはすばやくあなたのほうに向きなおった。
明るい月光の中で、彼の笑った口もとに白い歯が光った。



何ぞその白い歯。
いやまあ黄色いらんくいばより大変あこがれの彼氏っぽいですが…。


「もちろん。こちらへ来てごらんなさい」

あなたはマックスのそばに行き、その視線を追って海上をながめた。

「トレッグの島だ!」

彼がささやいた。


きたよきましたよ!
トレッグのいる島だよ!
昭和の女一人では、たどりつけなかったトレッグの島だよ!


つか、先だってのリシアが、そこらへんにぷかぷか浮いてたりしな…w



「美しいだろう?」

マックスの低い声が、帆のはためくかすかな音と、遠くで暗礁に砕ける波の音の中に微妙にとけこんでいった。

「なんてすばらしいんでしょう。こんな景色は見たことがないわ」

押し殺した声で、あなたはつぶやいた。

「とても静かだわ。まるで世界の終わりみたい」

「数しれない冒険者たちにとって、ここはまさに世界の終わりだったんだ、ソシア」


リシアですよ、OCRさん!

マックスは厳粛にいった。
その姿は、青白い月光をうけ、非のうちどころのない大理石像のようだ。
彼はあなたとならんで立ち、腕をあなたのからだにまわした。

彼の腕は温かくやさしく、あなたは彼の力強いすらりとしたからだに体重をあずけ、頭を彼の肩にもたせかけた。


リシアやすい!
…いや、日本人の基準ではないだけか?



「きみは、美しい女性だ」

マックスはあなたにささやいた。
彼の言葉は熱帯のそよ風が肌にやさしく吹くように、あなたをつつみこんだ。
こんな気持ははじめてだった。
この美青年は、刺激的な、それでいて心がなごむようなまったく新しい感情をあなたの中に生みだした。
あなたは彼のやさしい腕に抱かれたまま、美しいロマンテイツクな気分につつまれていたかった。


ちょ、なにしてんの!
目的忘れつつないか、リシア!



「きみはどこから来たんだい、リシア?
きみみたいな素敵な女性が、どうして腕のたつ戦士になったんだい?
ぼくはきみにひかれている。きみのことはすべて知りたい。
もっと近くにお寄りよ」

マックスの言葉が思いやりにあふれていたので、あなたの眼からは涙があふれた。
ガーリンドが出ていってからはじめて、誰かにすべてを打ち明けたいと切実に思った。

「目的があって旅をしているのよ、マックス」

ささやきながら、あなたのひんやりしたほおをあたたかな涙がいくつも伝った。



ここに挿絵があります。
こんな感じです。






この人が「好青年」です。





おまわりさん、詐欺です

当時のわたしも、そう思っていましたw

でもこれがある意味現実であります。



…というわけで、明日の記事に続く。

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