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TRPGとメタルフィギュア好き。 多肉の写真もあげています。 現在オンセはD&Dしています。
さて、リハビリ中のゲーマーたちが送るダブルクロス。
はじまりはじまり~。

このメンツでお送りしますシナリオは、ダブルクロスThe3rdEdition 上級ルールに付属する「Memolial Blossom」を改変したものです。



NPCの言葉や考え方、行動などはできるだけ変更せず、それぞれの設定に合わせるように変更をしてみました。



01はこちらから。

▼リハビリ者のダブルクロス3rd・第4話「Memolial Blossom改」キャラクター紹介▼





ネタばれを軽く含みますので、おりたたみ。























◆02 Opening Phase01 PC1のオープニング


GM「それでは静くん、早速ゲームをはじめよう」

静「う、うん」

GM「3年前のこと。季節は3月。桜の木を見上げて…」

楓「せんせー。北海道では桜は3月には咲きませんー」

GM「うおう!そうだった、なんということだ、いきなりシナリオ修正しなければならないのか!w んじゃあ、一度T都へ行った美香姉がゴールデンウィークにS市に戻ってきた話にしようw」


----

まあ、北海道だとこういう修正はちょいちょいあります。


----

美香「バタバタと引っ越ししちゃったけど…静にはちゃんと…お別れしておきたかったんだ」

静「…」

美香「わたし、今日の事、絶対忘れない…」

静「…」

美香「?」

オズマ「静!ゲームがゲームなら、今ここで3択出てんだよ!

1・そんなこと言うなよ!
2・俺も忘れないよ…
3・はい、行ってらっしゃーい?

とか!そういうの!」

静「出ないんだよ!僕のロールプレイスイッチがなくなっちゃったんだよ!どこ行ったんだよ、くそー!」


----

そんなスイッチありません。

----

GM「などと話しながら、美香と別れて既に3年。この間、彼女からは静には一度も連絡が来ることはなかった。…と、ある日の下校時。ふと桜の木を見ると…木の上のほうに、美香が乗っているのが見える」

楓「ぷ」

GM「そこ、笑わない。『やだ、恥ずかしいところみられちゃったね』といいながら美香は降りて来る」

静「美香ち…いや、姉さ…。
うーん、3つ離れた姉ってどう呼ぶべきなの?」

麗奈「名前? それとも『お姉ちゃん』とか?」

GM「わたしは2つ年下の弟がいるけど、「xxちゃん」と名前で呼ばれてるなあ」

静「じゃ、それで行こう。えーと、美香ちゃん、どうしてここに…?」

美香「え、帰ってきたの。久しぶりになっちゃって、本当ごめんね。昔みたいに一緒に家に帰ろう」

静「う、うん」

楓「そのどもりはキャラクターじゃなくてプレイヤーのものだね」

静「うるさいうるさい、いいんだ、どっちも口ごもってるんだよ!しょうがないよ、どっちも久しぶりなんだからね!」

オズマ「(小さい声で)がんばれー」

静「うわーん!」



GM「(…早く進めよう)静はカギっ子かな? ならば、家について美香より先に家のノブにカギをさし、手早く回す。と、その時、腹にドン、と、強い衝撃が走ったのを感じた」

静「え?」

GM「静は自分の腹を見る。真っ赤にそまった、奇怪な大きさの手が、自分の背から腹まで貫いている。その手は自分の血に真っ赤に染まり…」

静「み、美香ちゃん…?」

GM「と、後ろを振り向こうとしたところで、静はゆっくりとくずおれる。後ろにいたのは美香か、または別人だったのか、それさえ見分けることはできなかった…はずだったのだが」

麗奈「ここで、レネゲイドの力に目覚めるってわけね」

静「うう…僕は膝をガクリつき、倒れそうになる。(だんだんと流暢に)と、そのあと、自分の体から、灰色の影のようなものが飛び出て来る。それは、額に大きな一つの目が怪物めいたものの形をとる。…あ、GM、この後エフェクトのようなものを使いたいんだけど、演出で大丈夫?」

オズマ「いきなり流暢過ぎね?」

静「いいの!ここは考えてきてたもの! その一つ目の影は振り向きざまに大きく手を振り上げる! それとともに時間という名の空間が割け、手が僕に突き抜けている後ろにいた人物を空間とともに切り裂く!」

GM「ふむ。すると美香の形をしていたものは、その空間とともに真っ二つに裂け、霧のように消えていく。消えざまに、美香の顔は…」

静「?」

GM「『静、すぐにこの町を離れて』と言う」

静「離れて?…と、脳裏には響くけど、今の僕にはこのスタンド(?)を使う能力がオーバーしていたらしく、その場でパタリ、と倒れるね」

GM「了解。敵を倒したものの、腹に怪我をしていた静はその場に倒れてしまう。次に気付くのは大きな病院、ということにしよう」

オズマ「近くを散歩している近所の人が見つけて、救急車を呼んでくれたってことかな」
楓「お隣の田中さんが、ポメちゃんのお散歩のときに、玄関に倒れている静を見つけてくれたんだね、きっと」

静「おとなり田中さんなの! つかポメちゃんって!」


----

静を殺しにかかったのは、影山一夜。<擬態の仮面>で美香に扮してやってきた。静を狙ったのは、美香がプロジェクトに専念するため(死ぬため)に未練を残していたため。それが静のことだった、ということ。静がいなくなれば、美香は喜んで体を提供するだろうと考えて。
ここでは誰が犯人かは判らないでもよかったんだけど…美香の怨念?が景山の擬態をかりて、「街を離れて…」と静に語りかける、というのはよくなかったな。これじゃあ誰がやったんだかよくわからなくなっちゃった。
まるで静と美香は、精神的に繋がりあるみたいじゃないか。

…まてよ。
もし、今回に終わらず、次回があるのなら、静と美香との精神的な謎のつながりについて、シナリオで書くことにしよう。

転んでもただでは起きないのがGM稼業。うん。<無駄にポジティブ








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