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TRPGとメタルフィギュア好き。 多肉の写真もあげています。 現在オンセはD&Dしています。
伊達市噴火湾文化研究所に行ってきました。


「昔の人は暖かいところにすんでいるんだろう」と思い込んで、函館方面の南の方ばかり向いていましたが。
現在も噴火湾が暖かい&雪が少ないのからもわかるとおり、昔から人が住んでいたようです。


というわけで、仕事がオフになった2月末のある日、行ってきました。
…オフになった、のではなく、オフがとれた、が正しいですが。


▼伊達市噴火湾文化研究所▼


まだ雪残る北海道。
とはいえ、噴火湾の一帯は、もう道路がでて、ここ数日の陽気で雪解けが始まっていました。






入り口はこんな感じ。





わたしはこのあたりを見せていただきました。

・昭和初期の生活の品
・旧JR胆振線の看板など
・続縄文・擦文時代の出土品と貝塚の研究品
 (ビーズなどの装飾物、貝殻のほかマグロやトドなどの骨)
・伊達に来た武家の陣羽織
 (を修復していました)
・野田弘志さんの絵画

この研究所のすばらしいところは、現在の調査について知る&触れることができること。
わたしも研究者のはしくれのはずですが…まあほとんど素人です。そのわたしのために詳しく教えてくださいました。
続縄文あたりを見るために向かったのですが、一番に感動したのはお武家さんの陣羽織の本物を見られた事でしょうか。

当たり前のことなのかも知れません。
が。
ひと針ひと針縫い進められた仕立物には、「大将を大事に、かっこよくしてあげよう」の気持ちが伝わるものだったからです。
「うちのリーダーがかっこよく見えるように、いい陣羽織を作ろう」
「うちのリーダーが危ない目にあわないように、九曜のおまじないをつけよう」
「うちのリーダーが着やすいように、襟ぐり深くしてあげよう」
とか…。

いえ、そんな生易しい感情ではなかったかもしれません、
「かっこいいの作らないと首切られるし!」
とか、
「俺の腕前みせつけちゃる!」
とかだったかもしれませんが。

どちらにしろ、作り手の心がこもる一着を見ることができたのです。

この感動を文字で伝えるって、本当に難しいですね…。

とにかく、その織物を触れることができ、とてもうれしかったです。



この研究所、日ごろは、地元の小学生が授業などで訪れるそうです。
ああ、たくさん吸収してください、若いうちに。
小学生に教える仕事、それはそれでいいなあ… 。


雪解けが進んだら、きっとこっちが歩道になるのでしょうね。





有意義なオフでした!
いつかはこれがオフではなく、ライフワークにしたいものです。

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